1993 Fiscal Year Annual Research Report
自由デザイン画入力による衣服パターン自動作成システムの開発
Project/Area Number |
05780024
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Research Institution | Mukogawa Women's University |
Principal Investigator |
秋山 珠美 武庫川女子大学, 家政学部, 助手
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Keywords | パターンメ-キングシステム / アパレルCAD |
Research Abstract |
『デザイン画を入力するだけでパターンを自動的に作成するシステム』の開発に関して、本年度は以下の3点に重点をおき、研究を進めた。 1.フレア-スカートのパターン寸法推定式の適合性の検討。 過去に研究開発を行ったフレアスカートの自動パターンメ-キングシステムについて、その適合性を検討した。具体的には物理特性の異なる各種布地を用いて実際にスカートを作成し、そのシルエットがデザイン画のイメージ通りであるかを調べ、イメージに合わなかったものに関しては重回帰式の再検討を行った。 2.シャツ・ブラウスのデザイン画の自動パターンメ-キングの検討。 シャツ・ブラウスのデザイン画16枚について、パターンに関する専門家12名に実際にパターンを作成してもらい、その際の専門家のテクニックを研究してパターン寸法推定のための重回帰式を導いた。又、これらの重回帰式を用いて実際にパターンを作成し、シャツ・ブラウスを縫製して、重回帰式の適合性についても検討した。 自動作成したパターンの縫製後形状シミュレーションの基礎検討。 自動作成したパターンの縫製後形状を手軽に短時間で確認できる方法として、コンピュータによる縫製後形状予測シミュレーションを行うことをフレアスカートを例に検討した。具体的には、フレアスカートを数十種類作成し、パターンと生地に関する情報(要因)と縫製後形状(結果)との関係を追究し、重回帰分析によって縫製後形状を予測する方法を研究した。
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Research Products
(3 results)
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[Publications] 秋山珠美: "デザイン画入力による自動パターンメ-キングシステムの開発(第4報)-自由デザイン画から基準デザイン画への自動変換-" 繊維機械学会誌. 46. T164-169 (1993)
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[Publications] 秋山珠美: "フリーデザイン画からリアルデザイン画への自動変換について" 武庫川女子大学紀要(自然科学偏). 41. 39-43 (1994)
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[Publications] 秋山珠美: "色が衣服の大きさ感に与える錯視効果の基礎的研究-自動パターンメ-キングシステムへの導入の検討-" 日本繊維製品消費科学会誌. (審査済み・印刷中).