1994 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
05801060
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Research Institution | Tsuda College |
Principal Investigator |
児野 道子 津田塾大学, 学芸学部, 助教授 (00217233)
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Keywords | 日中政治学用語 |
Research Abstract |
平成5年度は猪口孝編「現代政治学叢書」(東京大学出版会刊)の既刊のもののうち、中国語訳のあるもの16巻について、主として索引をもととして中国語の訳本から訳語を抽出する作業を行った。 これに基づいて平成6年度は巻別にコンピューターに入力して訳語の検討過程に入った。とくに平成6年度後期からは毎週一日のペースで主要メンバー3名が集まり、慎重な検討を行っている。メンバー中にNHK国際局中国課のスタッフがいるため、中国向けラジオジャパンの放送用語や、中国向け広報誌などの訳語と比較検討しつつ、中国語訳の確定作業を進めている。この過程において、「現代政治学叢書」中の語彙にとどまらず、広く関連する政治用語を各自が随時出し合って、それらを取り入れ、それらについても訳語を確定して、この用語集をより網羅的なものに完成させる努力をしている。このため、収録語彙は当初の予定数よりかなり増えることが予想される。現段階で「政治学叢書」の半分強の量の検討を終ったところである。 用語整理の基準としては、以下のような原則を定めた。 1.原則として日本を中心とする(西側諸国や旧ソ連を含む)政治用語を収集するが、現代のものに限定せず、重要な歴史的用語も収録する。 2.ある国に特定される用語は( )内にその国名を表示する。 3.同義の語は=で示し、両方を立項する。 4.訳語の数は多くても四語程度とし、政治用語として、より適当なものから順に並べる。 5.理想としては英訳も示す方がのぞましいが、今回はその時間的余裕がないため割愛する。 現在作業中の訳語の決定過程において、やはり当初予想していた誤訳が相当数あるため、訳語の確定は慎重に行う必要がある。(643字)
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