2005 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
05F05043
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Research Institution | Tohoku University |
Principal Investigator |
陳 明偉 東北大学, 金属材料研究所, 教授
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
YAN Xiaoqin 東北大学, 金属材料研究所, 外国人特別研究員
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Keywords | B4C / セラミック / ラマン分光 / 相変態 |
Research Abstract |
・予備的な実験をかねて、ボロンを高濃度と低濃度にドーピングした2種類のシリコン単結晶を用い、ダイナミック負荷試験に対してどのような影響があるか、負荷レート変更をともなったナノインデンテーション試験とラマン分光法をもちいて調べた。その結果、ボロンが高濃度にドーピングされたシリコンの方がアモルファス化しやすいことがわかった。これは、ボロンとシリコンの大きな原子半径の差と弾性係数の減少によってアモルファス化が促進されたものと思われる。 ・低温および高温でラマン分光法を用いることで、ショック負荷により生成したアモルファスボロンカーバイドの構造変化を調査した。昇温中にはアモルファスボロンカーバイド中のカーボンのクラスターが粗大化しているのが確認できた。また、冷却中にピークシフトの異常な温度依存性が観察された。これらの結果は、ボロンカーバイドのアモルファス化はC-B-C鎖の切断と関係があり、アモルファスボロンカーバイドはカーボンのsp2芳香環とボロンのB11Cクラスターと関係していることを意味していた。アモルファスボロンカーバイドは高圧力化での炭素の弱いsp2結合とB4Cのせん断強度の低下により引き起こされたと思われる。
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Research Products
(2 results)