2006 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
05F05081
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Research Institution | Sophia University |
Principal Investigator |
宮武 昌史 上智大学, 理工学部, 助教授
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
AIMED Abd El-latif 上智大学, 理工学部, 外国人特別研究員
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Keywords | 風力発電 / 太陽光発電 / 自然エネルギー / ハイブリッド発電 / ソフトスイッチング / パワーエレクトロニクス / 最大電力追従制御 |
Research Abstract |
本研究課題では、回路的な手法からシステム的手法まで様々な手法を組み合わせ、ハイブリッド発電システムの高効率化を狙っている。本年度は外国人特別研究員が本国の大学の都合で予定を11ヶ月近く早めて帰らざるを得なかったため、途中で廃止手続を取ることとなった。 平成18年度は5ヶ月程の研究期間であったが、次のことを主にシミュレーションにより明らかにすることができた。 ・ともに最大電力追従制御をかけた状態で運転する太陽光発電機と風力発電機を並列につなぎ、出力電圧変動や出力変動の様子を確認した。 ・最大電力追従制御を行い、出力変動の激しい太陽光発電と風力発電に対し、燃料電池を付加し、出力変動の低周波分を打ち消すような発電を行うことで、出力変動が大幅に抑制できることを明らかにした。それでも打ち消せない高周波の変動は、バッテリや電気二重層キャパシタによって補償する必要があるが、その必要容量が大幅に小さくできることも明らかにした。 ・ハイブリッド化シミュレーションでは用いなかったが、より高性能で多数のコンバータを1組の電圧・電流センサだけで制御できる、Particle Swarm Optimizationによる最大電力追従制御法を実験的に検討し、制御がうまくいくことを確認した。 当初の計画では、上記のシミュレーション結果に基づき、ハイブリッドシステムの実験的検討を行う予定であったが、研究期間が大幅に短くなってしまったため、その実験で結果を出すことはできなかった。
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Research Products
(4 results)