2005 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
05F05082
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Research Institution | Chubu University |
Principal Investigator |
梅野 正義 中部大学, 工学部, 教授
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
SOMANI PRAKASH 中部大学, 工学部, 外国人特別研究員
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Keywords | 炭素薄膜 / ナノチューブ / 太陽電池 / 非晶質カーボン / 表面波プラズマ / マイクロ波プラズマCVD / 樟脳 / フェロセン |
Research Abstract |
炭素薄膜とナノチューブによる太陽電池に関して、まず非晶質カーボン膜を作成するために、周波数2.4GHzのマイクロ波による表面波プラズマのCVD装置を用いて実験して、SP^2/SP^3比を変化させることによりバンドギャップエネルギーを0.8evから3.5evまで広範囲に制御できることに成功した。基板としてシリコン,石英,およびITOガラスを用いた。窒素をドープしたカーボン薄膜の物性を評価した。その結果は、論文としてPhysica Status Solidi (a) 2006年3月号に掲載されることになった。 次に、熱CVD法により樟脳やフェロセンを用いてカーボンナノチューブをn-Si, ITOガラスや石英の基板上に作成することに成功し、太陽電池を製作した。この太陽電池は開放電圧が0.6〜0.8ボルトの高い値を得ることができ、太陽電池に適していることを明らかにした。これらの成果は、Chemical Vapor Deposition, Diamond and Related MaterialおよびMacromolecular Chemisty and Physicsに投稿している。 3番目に、パルス放電プラズマCVD法により垂直配向した円筒非結晶質カーボンナノチューブ(VA-CACNs)の作成に成功した。これらのカーボンナノ構造は、HR-TEM, FE-SEM, EDAXおよび他の物性測定手法を用いて評価した。この研究成果は、国際的学術誌「Chemical Vaper Deposition」に掲載されることになった。
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Research Products
(1 results)