2005 Fiscal Year Annual Research Report
アミロイドーシス伝播機構解明と感染物質検出システムの開発
Project/Area Number |
05F05168
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Research Institution | Shinshu University |
Principal Investigator |
樋口 京一 信州大学, 医学研究科, 教授
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
付 笑影 信州大学, 医学研究科, 外国人特別研究員
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Keywords | アミロイドーシス / 疾患モデル / マウス / 伝播 / 線維構造 / トランスジェニックマウス / 検出システム / apoA-II |
Research Abstract |
アミロイドーシスは生理的構造を持つ蛋白質がアミロイド線維に会合し、傷害を与える「蛋白質の後天的な構造異常」が原因の新たな概念の疾患の総称である。プリオンと類似した「アミロイドーシスの伝播」の検証と機構解明のため、1)各種アミロイドーシスモデルとして新規の遺伝子改変マウスを作成する。2)従来のモデルマウスを改良し食品や環境中に存在するアミロイド線維構造物質の高感度、迅速検出システムを開発する、を目指して、本年度は以下のような研究を実施した。 1)AApoAIIアミロイドーシスのモデルであるR1.P1-Apoa2^Cマウスを用いて、アミロイド線維が母親のミルクを介して伝播する可能性を示した。 2)FAP(家族性アミロイド神経障害)モデルマウス(hMet30TTR Tg+,mTtr^<-I->)を用いて、AApoAIIアミロイド線維の沈着がATTRの沈着を促進することを示した。 3)透析アミロイドーシスのモデルマウス(hβ2M Tg+,mβ2m^<-I->)に試験管内で作成したアミロイド線維(Aβ2M)を投与してアミロイドーシスの発症が誘発されるかを検討した。 4)反応性AAアミロイドーシスのモデルマウス(hSAA1Tg)を新規に作成した。現在系統の確立と基本的な解析を行っている。 5)ヒトプリオンプロモーターの下流にApoa2^C遺伝子を持つ、新規のトランスジェニックマウスを作成した。現在系統の確立と基本的な解析を行っている。 6)R1.P1-Apoa2^Cに改良を加えたトランスジェニックマウス(Apoa2^CTg+,Apoa2^<C/C>)を作成した。このマウスは血清Apoa2^Cの濃度が高く、アミロイド線維の伝播について感度が有意に上昇していることが明らかになった。 7)その他熱ショックタンパク質を誘発するHsf1のトランスジェニックとノックアウトマウスを導入し、アミロイドーシス発症との関連を検討した。
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Research Products
(7 results)
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[Journal Article] Lanosterol synthase mutations cause cholesterol deficiency-associated cataracts in the Shumiya cataract rat.2006
Author(s)
Mori M, Li G, Abe I, Nakayama J, Guo Z, Sawashita J, Ugawa T, Nishizono S, Serikawa T, Higuchi K, Shumiya S.
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Journal Title
J Clin Invest. 116(2)
Pages: 395-404
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