2006 Fiscal Year Annual Research Report
リモートセンシングによる亜寒帯域縁辺海域の気候変動と基礎生産変動の解析
Project/Area Number |
05F05172
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Research Institution | Hokkaido University |
Principal Investigator |
齊藤 誠一 北海道大学, 大学院水産科学研究院, 教授
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
RHO Taekeun 北海道大学, 大学院水産科学研究院, 外国人特別研究員
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Keywords | Primary production / Remote sensing / Sea WiFS / Bering Sea / Okhotsk Sea / Algorithm / Climate change / North Pacific |
Research Abstract |
本研究の目的は、人工衛星(表面水温画像、海色画像、日射量画像)による鉛直積算推定モデルを、船舶観測データを用いて検証するとともに、より地域的なモデルに当てはまるチューニングをおこない、衛星リモートセンシングの有効性を示すことである。さらに、これをもとにベーリング海とオホーツク海における1998年以降の基礎生産の変動を解析する。高緯度縁辺海における基礎生産の経年変化が明らかにする。そして、この変動にどのように気候変動が影響を与えているかを解析する。これにより亜寒帯縁辺海域におけるAOやENSOイベントなどの気象変動の基礎生産変動への寄与が明らかにする。 本年度は2006年6月21日から6月28日まで、北海道大学水産学部付属練習船おしょろ丸の北洋航海において、ベーリング海で、衛星推定モデルのための基礎生産および海洋光学測定を実施した。栄養塩など必要な要素も同時に測定した。この時測定した試料を、下船後、横浜の水産綜合研究所の測定装置を借用して解析を進めた。また、船舶観測に同期した衛星データを解析した。 現場データと衛星データを照合して基礎生産推定アルゴリズムの開発をおこない、これらの成果の一部を2006年10月横浜で開催されたPICES Annual Meetingで口頭発表をおこなった。
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Research Products
(1 results)