2005 Fiscal Year Annual Research Report
インターネット上でのマルチメディア情報の効率的配信/再生の方法とアーキテクチャ
Project/Area Number |
05F05280
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Research Institution | The University of Tokyo |
Principal Investigator |
南谷 崇 東京大学, 先端科学技術研究センター, 教授
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
LI Keqiu 東京大学, 先端科学技術研究センター, 外国人特別研究員
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Keywords | ウェブキャッシング / マルチメディアオブジェクト |
Research Abstract |
平成17年度は以下の3つの側面から研究を行った。 1.同じマルチメディアオブジェクトの複数バージョンをキャッシュする際の集合効果について調査しつつ、キャッシングデータの交換問題を検討した。まず最初に、同じマルチメディアオブジェクトの複数のバージョンをキャッシュする際の最小量のアクセスコストを求める計算の最適な解法を提示した。また、その解法に基づきアクセスコストを考慮することで、マルチメディアオブジェクトキャッシュのための効果的なキャッシュ交換アルゴリズムを提案した。最終的に、シミュレーション実験を行うことで、広範囲にわるシステム・パラメータを用いて様々な性能測定基準のもとで提案手法の性能を評価した。 2.2つのキャッシュ交換アルゴリズムを提案した。1つは連想規則(Association rule)に基づくものである。これはウェブマイニングのテクニックを使用してLRU (Least Recently Used)交換アルゴリズムを改良したものである。もうひとつは、マルコフモデルに基づいたものである。マルコフモデルを適用することによって、LRU交換アルゴリズムを改良することができる。広範囲にわたりシミュレーション実験を行うことで、提案したアルゴリズムの性能を評価し、有効性を確認した。 3.透過的データ複製(Transparent Data Replication)における最新技術の概要を示した。また、透過的データ複製の将来的な研究動向、およびその可能性について検討した。
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Research Products
(3 results)