2005 Fiscal Year Annual Research Report
実験室・宇宙の複雑プラズマ放射吸収スペクトルの物理モデル研究とコード開発
Project/Area Number |
05F05300
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Research Institution | Osaka University |
Principal Investigator |
高部 英明 大阪大学, レーザーエネルギー学研究センター, 教授
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
WANG Feile 大阪大学, レーザーエネルギー学研究センター, 外国人特別研究員
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Keywords | 非平衡プラズマ / 原子過程 / 光電離 / 実験室と宇宙 |
Research Abstract |
11月12日に来日し、2年間の学振特別研究員をスタートした。現在は光電離プラズマの宇宙における研究課題と実験室で行われた実験結果などのレビューを行っている。本年の8月に中国の物理研究所と共同で阪大レーザー研の大型レーザー装置、激光XII号で実験実施の予定であり、その理論的準備をしている。課題は (1)宇宙のように大規模であるが低密度のプラズマ中での光電離プラズマをどのようなパラメータを指標に実験室に模擬するか (2)実験で調べる際のガスの混合組成はどのようにすると宇宙での観測データと比較できるか (3)実験をしたことにより宇宙物理にどこまでインパクトを与えることができるか である。現在研究は進行中である。現在進行中の中で、今年度についてはレーザー実験でどの程度の密度のガスであれば光電離が可能であるか理論的な評価を行った。
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