2006 Fiscal Year Annual Research Report
医療応用におけるアレーアンテナを用いた超広帯域UWBシステムのための先進信号処理
Project/Area Number |
05F05353
|
Research Institution | Yokohama National University |
Principal Investigator |
河野 隆二 横浜国立大学, 大学院工学研究院, 教授
|
Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
DOTLIC Igor Dusan 横浜国立大学, 大学院工学研究院, 外国人特別研究員
|
Keywords | UWB(Ultra Wide Band) / 超広帯域無線通信 / アレーアンテナ / UWB多元接続システム |
Research Abstract |
超広帯域(UWB:Ultra Wideband)無線技術を中心とする先端通信技術を医療に応用することにより医療システムの高度化を図ることを目的とした。生体への電磁波障害を避け、マイクロ・ナノサイズのインプラントセンサーの位置を正確に測位し、膨大な生体医療情報を高速伝送するために通信測位方式としてUWB方式を用いてアレーアンテナで通信・測距を行う信号処理技術の医療応用に関する検討を行った。具体的には、 1.方式考案と性能解析:インプラントセンサー位置の最適化や位置測定法の考案:体内に埋め込む複数インプラントセンサーの位置を、インプラントセンサー間通信の伝搬特性の上で伝送効率や誤り率などの異なる評価基準を設定し最適化を行った。更に、インプラントされた複数センサーの位置を体外から適応推定する方法を考案し検討した。特に、(1)体外のアレーアンテナ(アレーセンサー)を用いた到来角(DoA)推定アルゴリズムの考案を行った。(2)体外アレーアンテナによる送信指向性ビームの構成法を検討した。(3)複数の直行波形を用いるUWB多元接続システムを考案し、米国Federal Communications Commission(FCC)によって定義されている米国のスペクトルマスクの実行放射電力を満たすことを条件に性能解析を行なった。 2.中間評価:上述の方式考案と性能解析に基づき、各種提案方式の特長と問題点を明確にし、中間評価を行った。
|
Research Products
(1 results)