2007 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
05F05419
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Research Institution | Osaka University |
Principal Investigator |
宮本 欽生 Osaka University, 接合科学研究所, 教授
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
EL-DESSOUKI Mohamed Radwa 大阪大学, 接合科学研究所, 外国人特別研究員
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Keywords | 窒化アルミニウム / 燃焼合成 / 高熱伝導 |
Research Abstract |
・AINナノファイバーを含むAlN微粉末にY_2O_3を5wt%添加し窒素雰囲気中1800℃で5h焼結することにより、相対密度が99.7%、熱伝導率が190W/mKに向上した。この値は、市販品のAlNより高く、燃焼合成粉末としても最高値に属する。 ・AlNナノファイバーの収率が40%程度であるのを向上させるため、原料のAl粉末にカーボンナノファイバーを添加し、窒化燃焼させ、その結果を検証したが、カーボンナノファイバーを添加することにより原料の混合が困難になり、窒化燃焼が不安定になった。今後、ナノファイバーの収率向上策を検討していきたい。 ・AlN微粉末を熱伝導フィラーとして樹脂に分散し、電子デバイス等の放熱コーティング剤として応用する可能性を検討したいとの申し入れが2社からあり、合成した粉末サンプルを提供した。現在、評価中である。今後、熱伝導フィラー剤としての実用化を検討していきたい。 ・AlNの燃焼合成法を応用し、サイアロン微粉末(Si6-zAlzOzN8-z(Z=2,3,4))の合成に成功し、それらの焼結体が良好な機械的特性を示すことを確認した。
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Research Products
(3 results)