2005 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
05F05479
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Research Institution | The University of Tokyo |
Principal Investigator |
森 裕司 東京大学, 大学院・農学生命科学研究科, 教授
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
DUGARJAVIIN Manglai 東京大学, 大学院・農学生命科学研究科, 外国人特別研究員
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Keywords | モンゴルウマ / 気質(性格) / DRD4遺伝子 / 遺伝子解析 / 気質評価 |
Research Abstract |
(1)ウマの気質評価法の改善のため、モンゴル遊牧民による馬の気質評価(アンケート調査)と行動実験及び遺伝子解析を組み合わせた馬の気質(性格)に関する研究方案を確立した。ウマの先行研究により経験を積んだ管理者は、行動実験の際の行動や心拍数の変化などよりも多くの気質項目についてより正確に気質を評価でき、その評価はアンケートを用いて数値化することが可能であることが明らかとなっている。本研究では、そういったプロの管理者以上により経験豊かであると考えられる遊牧民からウマの気質データを得るためのアンケート法を構築すると共に、客観的データが得られる行動実験を開発することが目的である。 (2)内モンゴル自治区において300頭のモンゴル在来馬の行動観察、遊牧民に対するアンケート調査とDNA解析用の血液試料(サンプル)を採材する打ち合わせを行った。そして、モンゴル遊牧民の馬の気質を表す言葉の項目の決定し、モンゴル在来馬における気質の客観的評価法を開発目的でアンケート用紙を作り出した。 (3)気質に関連する遺伝子として、これまで本研究室において11個の神経伝達物質関連遺伝子について解析がなされ、サラブレッド種軽種馬を研究モデルとした研究成果により7遺伝子23多型が明らかとなっている。本研究ではその候補遺伝子の数を増やしていく予定である。
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