2005 Fiscal Year Annual Research Report
酸化的DNA損傷によるドパミン神経変性とその防御機構の研究
Project/Area Number |
05F05493
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Research Institution | Kyushu University |
Principal Investigator |
中別府 雄作 九州大学, 生体防御医学研究所, 教授
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
SHENG Zijing 九州大学, 生体防御医学研究所, 外国人特別研究員
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Keywords | MPTP / 8-oxoguanine / ドパミン神経 / 細胞死 / ノックアウトマウス / OGG1 / MTH1 / パーキンソン病 |
Research Abstract |
1)これまでのMPTPの短期腹腔内投与法による不完全なパーキンソニズムのモデルを改善するために浸透圧ポンプによるMPTPのC57BL/6J雄マウス(9±1週齢)マウスへの持続投与を行い,Open filed testを指標として運動機能の異常を伴うパーキンソニズムモデルを確立した。 2)当教室で樹立されている核酸の酸化損傷を防御する遺伝子群のノックアウトマウスの中で,MTH1とOGG1のノックアウトマウスの交配により、MTH1/OGG1二重遺伝子欠損マウスを作出し,繁殖している。 3)MTH1トランスジェノックマウスの作製:ヒトMTH1を脳組織で発現するトランスジェニックマウスを作成した。 4)ドパミン神経が投射する線条体神経の神経活動を反映するマーカーとしてΔFosBの発現を解析し,MPTP投与により線条体のドパミン枯渇を反映してΔFosBの発現が増加することを明らかにした。
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