2006 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
05F05505
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Research Institution | Showa University |
Principal Investigator |
立川 哲彦 昭和大学, 歯学部, 教授
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
王 燕 昭和大学, 歯学部, 外国人特別研究員
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Keywords | 遺伝子解析 / 唾液腺 / 悪性腫瘍 / プロテアーゼ |
Research Abstract |
本年度は前年度の研究からの継続課題として、症例数を増やし、それまでに得られた結果について同様の標的遺伝子の解析を行った。 1.手術材料の形態学的解析:ホルマリン固定手術材料を用いて、臨床病理学的解析を行う。必要に応じ、特殊染色や免疫染色を行い、分子生物学的解析結果との対比のためのデータを揃える。また、これらの症例は、臨床経過・検査データ・手術所見・経過に関するデータを保存・整理を行った。 2.レーザーマイクロダイセクションを用いた遺伝子解析、細胞接着因子、細胞分化マーカー、シグナル伝達マーカーなどのプライマーを用いてRT-PCRを行い、電気泳動、リアルタイムPCRにより多数の症例における解析を行った。 これらの結果より、前年度までに得られた結果の再現性を得られ、腺様嚢胞癌において、TIMP-1,TIMP-2が形態形成や予後に重要な役割を果たすことを明らかにすることができた。
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