2005 Fiscal Year Annual Research Report
人工知能を用いることによるコンクリートの内部構造を反映した直接引張強度の予測
Project/Area Number |
05F05744
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Research Institution | Tohoku Institute of Technology |
Principal Investigator |
秋田 宏 東北工業大学, 工学部, 教授
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
ALTERMAN D. 東北工業大学, 工学部, 外国人特別研究員
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Keywords | 人工知能 / 直接引張 / 試験方法 / コンクリート / 破壊力学 / 力学特性 |
Research Abstract |
予定どおり平成17年11月10日に来日し研究を開始した。 「コンクリートの直接引張試験に関する人工知能の適用」が大きなテーマであるため、まずパソコンと関連ソフトウェアを購入した。研究代表者である秋田らの手法による既往の試験(実験)データおよび他の研究者による既往の実験データを解析・入力しデータベースを構築するのが第1歩であり、3月末日で終了の見込みである。また、関連データを得るために蛍光塗料を用いたひび割れ検出の実験を計画し、必要な装置・器具を購入した。その際、科学研究費補助金はパソコンとソフトウェアの購入で全額使用してしまったため、秋田の学内研究費を当てた。 一方で秋田らの手法による直接引張試験に慣れることも重要であり、これまでに繊維補強モルタルでの実験、寸法の大きな供試体での実験に参加し、実験手順をほぼマスターした。 さらに、人工知能と直接引張試験について関係者の共通理解を深める目的で、平成18年2月28日に第1回のセミナーを開催し、Altermanが"How can artificial intelligence methods help in predicting the properties of concrete"と題して講義した。このセミナーには、東北大学名誉教授尾坂芳夫氏、本学小出英夫教授、本学大学院博士後期課程学生も参加した。
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