2005 Fiscal Year Annual Research Report
非平衡状態におけるゆらぎと多体量子系のエンタングルメント
Project/Area Number |
05F05761
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Research Institution | The University of Tokyo |
Principal Investigator |
清水 明 東京大学, 大学院・総合文化研究科, 教授
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
LAMBERT Neill 東京大学, 大学院・総合文化研究科, 外国人特別研究員
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Keywords | エンタングルメント / ノイズ相関 / 結合ドット / 非平衡 |
Research Abstract |
17年度はかなり研究が進展した。まず、エンタングルメント・混合性・ノイズ相関の研究は非常にうまくいき、Phys.Rev.Lett.に投稿中である。特に、結合ドット系の平衡下と非平衡下でのエンタングルメントを求めた。さらに、これらの結果のうちの非平衡下での結果を、近い将来実験で測れそうな量であるノイズ相関と関係づけることができた。これらの結果は2006年春の物理学会でも発表する予定である。現在は、我々のモデルを使って、定常状態におけるベルの不等式の測定の可能性を探り、また、ノイズ相関の定式化を高次キュミュラントへ拡張しつつある。後者は、多粒子エンタングルメントの研究や、もっと複雑な多体量子系の研究へと結びつけることができるのではないかと考えている。
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Research Products
(2 results)