2006 Fiscal Year Annual Research Report
日本語とフランス語における視聴覚韻律情報に関する神経機構
Project/Area Number |
05F05793
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Research Institution | Advanced Telecommunications Research Institute International |
Principal Investigator |
ヒル ハロルド C.H. 株式会社国際電気通信基礎技術研究所, 認知情報科学研究所, 主任研究員
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
DOHEN M.S. 株式会社国際電気通信基礎技術研究所, 認知情報科学研究所, 外国人特別研究員
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Keywords | prosodic focus / multimodality / cross-linguistic analysis / facial motion / speech perception / speech production / visual prosody |
Research Abstract |
平成18年度は昨年度に取得したデータをもとに日本人の視覚情報による強調様式について分析をした。また、fMRIを利用して同データを用いた視聴覚実験をおこなった。実験では、顔面部位の運動計測と音声情報との同時計測と、視聴覚韻律情報に基づく言語の強調に関連する神経機構について計測した。 平成18年度の研究費は、主にfMRIの利用した。13人の被験者のうち8人の実験費として利用した。また、12人の被験者に謝金を支払った。fMRI実験のための視聴覚刺激用のデータはすでに昨年度記録されているので、今実験では、適したデータを利用するため、fMRI内で被験者に、モニター(画面)上で視覚刺激を与え、イヤホンで聴覚刺激を与え、反応した場合はボタン押してもらう実験を行った。6月に予備実験が行われ、7月19日から8月3日の間に本格的な実験を行いデータを取得した。そのデータを用いて、視聴覚韻律情報に基づく言語の強調に関連する神経機構についての分析、および日本人とフランス人の脳内での符号化の差異について分析を行っている。
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