2006 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
05J02282
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Research Institution | Kyoto University |
Principal Investigator |
山崎 裕自 京都大学, 医学研究科, 特別研究員(DC1)
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Keywords | タイトジャンクション / ジャンクション / マススペクトロメトリー / 上皮細胞 |
Research Abstract |
TJ画分の構成タンパク質を効率良くとらえるには、TJ画分の精製炭をできるだけ高める必要があると考え、精製のステップを見直した。密度勾配遠心による分離と界面活性剤の処理について、様々なジャンクションマーカーを用いたウェスタンブロットによる検定を行い、TJ画分を得る方法の最適化を行った。 次に、精製過程の各ステップをサンプルとして二次元電気泳動を行い、濃縮してくるスポットを徹底的に、マススペクトロメトリーにより解析した。同定されたタンパク質の中には、既知のジャンクションタンパク質を含んでおり、確立したシステムが十分に機能することを確認できた。その内の、未知のタンパク質について遺伝子クローニングを行い、GFPタグを融合させて発現する発現ベクターを作成した。これをマウス上皮細胞株であるEph4細胞にトランスフェクションし、細胞間接着部位に局在するかどうかを観察した。幾つかの新規タンパク質について、細胞間接着部位に局在することを見い出したので、これらの機能を個別に解析する予定である。現在、これらのタンパク質を認識する抗体を作成している。また、機能解析を行うためにベクター型のRNAiを行っており、十分にノックダウン効果のあるコンストラタトをスクリーニング中である。
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