2007 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
05J02664
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Research Institution | The Graduate University for Advanced Studies |
Principal Investigator |
定松 淳 The Graduate University for Advanced Studies, 葉山高等研究センター, 特別研究員(PD)
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Keywords | ダイオキシン / 環境政策 / リスク / 環境社会学 / 科学社会学 / 科学技術と社会 / 環境運動 / 規制科学 |
Research Abstract |
今年度(3年目)は博士学位申請論文の執筆に集中し、3月に東京大学大学院人文社会系研究科に提出することができた。現在審査中である。 年度の前半は、昨年から引き続き、研究の枠組みを決定するために先行研究の研究を重点的に行った。また、何度かインタビュー調査を実施し、これまでの調査についての裏づけをとることに努めた。年度の後半は、博士論文の執筆に専念した。博士論文の6章のうち、分析の3章をそれぞれ、11,月、12,月、1月に執筆し、序論・考察・結論を2.月に執筆する計画を立て、計画通りに遂行できた。最終的に400字詰め原稿用紙換算648枚(付録を含む)の論文になった。日本の初期のダイオキシン規制における旧厚生省と旧環境庁における設定値の違いの意味、リスクに基づいた思考一般の中で「リスク論」を名乗るリスク論が占めている位置、所沢周辺地域の住民運動の中でのさまざまな論理の異同などを明らかにし、環境リスク政策一般について考察を行った。 この間、研究費は書籍・論文・資料等の収集に活用することができた。今後、修正を加える共に積極的に成果を発表してゆきたいと考えている。
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Research Products
(1 results)