2007 Fiscal Year Annual Research Report
ディファレンシャル法を用いた予定心臓中胚葉と初期分化に関わる遺伝子の解明
Project/Area Number |
05J03456
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Research Institution | Osaka City University |
Principal Investigator |
八ツ橋 宏子 Osaka City University, 大学院・医学研究科, 特別研究員(DC1)
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Keywords | 心筋分化 / 組織間相互作用 / マスター遺伝子 |
Research Abstract |
当該研究課題に関連する成果について、アメリカ細胞生物学会にて研究成果発表1件を行った。また学術論文誌「Development Growth and Differentiation」、「Anatomical Record」に計2報の論文を発表した。 本研究課題ではニワトリ胚の原腸陥入前(初期胞胚期)における胚盤葉上層と下層の組織間相互作用を司り、心臓中胚葉を誘導するマスター遺伝子の存在とその分子メカニズムを明らかにすることを研究の目的としている。 本年度、サブトラクションディファレンシャルディスプレイ法を用いてステージX-XIに発現している遺伝子群からステージXII-XIIIに発現している遺伝子群を差し引きし、ステージX-XIのみ、つまりニワトリ初期胞胚期に特異的に発現している遺伝子断片のクローニングを行い、クローンの塩基配列の決定を行った。さらに得られた遺伝子の全塩基配列決定と同定をコンピューター上で行った。また、初期心筋分化において、胞胚初期に働き心臓中胚葉を誘導させる因子として、線維芽細胞増殖因子(FGF)とTGFファミリーのNodal、BMPアンタゴニストであるChordinが重要であることを見い出した。これらの成果は論文にまとめ投稿した。
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Research Products
(2 results)