2005 Fiscal Year Annual Research Report
SMUG1が関与する哺乳類DNA損傷修復ネットワークの解明
Project/Area Number |
05J05329
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Research Institution | Hiroshima University |
Principal Investigator |
松原 真由美 広島大学, 大学院・理学研究科, 特別研究員(DC2)
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Keywords | DNA損傷 / SMUGI / アンチセンス法 / アミノ酸置換 |
Research Abstract |
本年度は、SMUG1が関与する哺乳類DNA損傷修復ネットワークの解明を目的として以下の実験を行った。 (1)アンチセンス法を用いたhSMUG1の機能解析 酸化ストレスや脱アミノ化処理に対する感受性を調べることを目的として、アンチセンス法によりhSMUG1発現が挿制された細胞株の樹立を行った。hSMGU1の全長に対するアンチセンスmRNAを発現する哺乳類発現系ベクターを作製し、リポフェクション法によりHeLa細胞に導入した後、薬剤による選択培養を行った。得られたクローンについてhSMUG1アンチセンスmRNA発現をノザン分析により確認した。今後は、hSMUG1発現抑制株をスクリーニングし、これを用いて細胞の感受性を調べていく。 (2)hSMUG1の損傷認識・触媒機構の解析 部位特異的アミノ酸置換法により、hSMGU1の活性部位を構成すると推定されるアミノ酸残基を置換した変異体タンパクを作製し、損傷除去活性を調べた。その結果から、SMUG1の損傷認識・触媒機構に関与するアミノ酸残基を同定した。 本年度の研究結果を踏まえ来年度は、hSMUG1の構造解析も行い、構造・機能相関についてもあわせて検討していく。
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Research Products
(3 results)