2006 Fiscal Year Annual Research Report
防災まちづくり支援GIS開発とその運用実験を通したアクションプランニング手法開発
Project/Area Number |
05J05744
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Research Institution | Toyohashi University of Technology |
Principal Investigator |
郷内 吉瑞 豊橋技術科学大学, 大学院工学研究科, 特別研究員(DC2)
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Keywords | 防災まちづくり / 支援システム / WebGIS / アクションプラン / 延焼シミュレーション / セルラーオートマタ / ワークショップ / 実証実験 |
Research Abstract |
(1)平成17年度の予備実験から得られた成果と課題をまとめ、オランダ。アイントホーヘンエ科大学主催の国際会議(The 8th International Conference on Design & Decision Support Systems in Architecture and Urban Planning)にて発表した。この発表論文は審査付き論文として採択されKluwer Academic Publishersから出版(共著)された。 (2)上記課題のまとめ結果を基に各サブシステムの改良を行った。特に延焼シミュレーションサブシステムの延焼シミュレーションモデルについては、モデルの再検討を行い、その結果をまとめ、国際ジャーナル(International Journal of Computers、 Environment and Urban Systems)に投稿し、採録が決定した。 (3)集団での具体的防災対策の立案を、意思決定手法や防災に関する知識データベースを用いて支援するサブシステムを開発し、防災まちづくり協議の社会実験の現場でシステム運用の試験的実験を行った。このサブシステム開発については、日本都市計画学会で発表し、ある一定の評価を得られた。 (4)防災まちづくり支援GISについては、実証実験結果の分析・考察および防災まちづくり支援システムとしての有効性検証と課題を抽出、合意形成支援と防災意識向上の効果を吟味し、防災まちづくり支援システムの評価と総括、今後の展望をまとめた。また、防災まちづくり推進のためのアクションプランニング手法開発については、2年間の成果を踏まえ、防災まちづくりアクションプランニング手法の検討結果をまとめた。
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Research Products
(11 results)