2005 Fiscal Year Annual Research Report
生理活性プローブ分子を用いたマメ科植物就眠運動関連受容体の検出とその分子生理学
Project/Area Number |
05J08143
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Research Institution | Tohoku University |
Principal Investigator |
藤井 智彦 東北大学, 大学院・理学研究科, 特別研究員(DC1)
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Keywords | 就眠運動 / 光親和性プローブ |
Research Abstract |
植物就眠運動に関わる覚醒物質受容体の一次構造を決定するため、既に光親和性プローブを用いた化学発光法により検出したマメ科植物カワラケツメイの受容体タンパク質の精製に着手した。精製法として、磁気標識分子分離法と、PNA相互作用を利用した精製法の二種を選択した。磁気標識分子分離法において、磁性体標識抗FITC抗体を用いて受容体分子を磁性体標識するため、受容体と特異的に結合するFITC導入型光親和性プローブを合成した。また、PNA-PNA相互作用を利用したアフィニティカラムによる受容体精製を目指し、PNAフラッグをStaudinger Ligation法によって受容体分子に特異的に結合させるためのアジド標識化光親和性プローブの最適構造を決定した。 さらに、覚醒物質イソレスペデジン酸カリウムを基盤とした各種機能性プローブを安価・効率的に供給するため、各プローブの合成において重要な共通中間体の新規合成ルートを開発した。
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Research Products
(2 results)