2006 Fiscal Year Annual Research Report
生理活性プローブ分子を用いたマメ科植物就眠運動関連受容体の検出とその分子生理学
Project/Area Number |
05J08143
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Research Institution | Tohoku University |
Principal Investigator |
藤井 智彦 東北大学, 大学院理学研究科, 特別研究員(DC1)
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Keywords | 就眠運動 / 光親和性プローブ / Staudinger ligation / プロトプラスト |
Research Abstract |
植物就眠運動の制御に関与する覚醒物質受容体の一次構造解析を目指し、カワラケツメイの覚醒物質イソレスペデジン酸カリウムを基盤とした各種生理活性プローブ分子を用いて、受容体の標識化及びその精製法の開発検討を行った。より高収率、高選択的な標識法を利用した精製法として、運動細胞プロトプラスト上の受容体をアジド基によって標識化し、Staudinger ligationを利用してマトリクスに結合後、還元処理によって溶出させ精製するストラテジーを考案した。これに伴い、運動細胞プロトプラストの調製法を確立し、蛍光プローブを用いてプローブ分子とプロトプラスト間の特異的結合を確認した。更に、受容体のアジド標識化のための新規光親和性プローブの合成ルートを確立し、これを用いたStaudinger ligationおよび還元溶出のコントロール実験を行い、意図通りに各段階の反応が進行することを確認した。
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Research Products
(1 results)