2005 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
05J08520
|
Research Institution | Tokyo Institute of Technology |
Principal Investigator |
星野 友 東京工業大学, 大学院・生命理工学研究科, 特別研究員(DC2)
|
Keywords | DNAポリメラーゼ / 超音波照射 / 水晶発振子マイクロバランス / 酵素反応 / ドメイン構造 |
Research Abstract |
本研究ではDNAポリメラーゼの酵素反応素過程の速度パラメーターが特定周波数の超音波照射によってどの様に変化するかを水晶発振子マイクロバランス(QCM)法を用いて解析し、超音波照射による酵素の構造変化がどの様に触媒活性に影響を与えているか明らかにすることを目的として研究を行い、以下の成果を得た。 1)超音波照射した状態で酵素の反応素過程を解析するために既存のQCMシステムに再現性良く、且つ定量的に超音波を照射する事が出来る装置を完成した。 2)300kHzの超音波照射により、酵素のDNAへの結合性が向上し、DNA伸長活性が少し低下することがわかった。これは、超音波照射によりDNAポリメラーゼのフィンガー部分のドメイン構造の動きを誘起し、そのためにDNA基質への結合性が向上したためであることがわかった。
|
Research Products
(2 results)