2005 Fiscal Year Annual Research Report
ジョチ・ウルス外交関係-東欧・西アジア・中央アジアの境域世界において-
Project/Area Number |
05J09047
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Research Institution | Hokkaido University |
Principal Investigator |
岡本 和也 北海道大学, 大学院・文学研究科, 特別研究員(DC1)
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Keywords | ジョチ・ウルス / 外交 / ビザンツ帝国 / マムルーク朝 / ロシア:トルコ:エジプト |
Research Abstract |
2005年6月から7月にかけて、トルコにて史料調査を行った。期間中、主にイスタンブルに滞在し、トプカプサライ博物館やイサム図書館、その他多くの書店において、またカイセリ考古学博物館(カイセリ)において、資料調査・文献収集活動を行った。また、その他の国においても、滞在期間は短期間であったものの、同様の活動を行い、ルーマニアでは考古学博物館(コンスタンツァ)、ブルガリアでは歴史博物館(シューメン)と国立図書館(ソフィア)、ギリシャでは貨幣博物館(アテネ)などにおいて、多くの成果を得ることができた。 2005年10月30日に日本オリエント学会第47回大会(九州大学)において、「13世紀後半におけるジョチ・ウルスとマムルーク朝の外交関係」と題する発表を行った。なお、これに際しては、大学院生学会報告助成を受けた。 2005年12月19〜22日に中東・イスラーム研究セミナー(東京外国語大学)に参加し、「13世紀後半におけるジョチ・ウルスとマムルーク朝の外交関係-マムルーク貿易との関連性-」と題する発表を行った。 2006年3月17〜18日に第4回中央アジア古文書研究セミナー(京都外国語大学)に参加する予定である。 また、現在、以下の二本の原稿執筆を行っている。 ・紀行「ジョチ・ウルスの外交関係に関わる地域を訪ねて-黒海周辺5ヵ国紀行-」『内陸アジア史研究』(査読中) ・論文「13世紀後半におけるジョチ・ウルスとマムルーク朝の外交関係」『オリエント』(投稿予定)
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