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2005 Fiscal Year Annual Research Report

音場のディジタルアーカイブ

Research Project

Project/Area Number 05J51042
Research InstitutionWaseda University

Principal Investigator

武岡 成人  早稲田大学, 国際情報通信研究科, 特別研究員(DC2)

Keywords3次元音場の記録・再生 / 高速1bit信号処理 / 無形文化財 / 相変化 / コンデンサスピーカ / ランレングスリミテッドコーディング / 分散収録システム / あるがまま伝送
Research Abstract

音場のあるがままの伝送を目的に研究を進めている。キルヒホッフの積分公式によれば境界面の音圧と粒子速度を一致させることにより3次元音場の再生が可能であるが制御点が膨大になるという問題があった。
そこで自由な形状の構成が可能であるコンデンサスピーカの固定電極を分割して1bit信号でマトリックス駆動する収録・再生システムを提案し,限られた制御点数でのシステムの実用性を明らかにした。駆動系の高速1bit信号処理にランレングスリミテッド符号を導入し,信号雑音比を悪化させることなく最小反転間隔を確保できる手法を明らかにし,コンデンサスピーカの駆動の際の高電圧スイッチングを現実のFETで行うことが可能となった。これら成果を6月の電気音響研究会にて発表した。
膨大な制御点をそれぞれ独立に結線し制御するのではなく光や電磁波を用いた非結線走査型駆動を可能とするトランスデューサの実現を目的にこれまであまり注目されることのなかった相変化を利用したスピーカを提案し,塩化ナトリウム水溶液を用いた実験により実現可能であることを示した。それらを2月の音響学会誌にて発表した。
多数の制御点を必要とする境界面制御ではなく音源そのものを高精細に記録・再生する手法としてそれぞれの結線を必要としない小型高精度収録機を用い音源付近で収録し同一配置で再生するシステムを提案した。半導体メモリおよび高速1bit信号処理を用いて演者に影響を与えない大きさで各収録機を試作し実用性を示した。提案するシステムを用いて無形文化財の収録活動を行い,9月にパシフィコ横浜にて開催されたA&Vフェスタにおいてデモ及び発表を行った。また超広帯域収録システムとあわせて11月に早稲田大学にて行われた国際シンポジウム1bitフォーラム2005において発表した。
今後は境界面制御と音源収録の併用による3次元音場の伝送システムの確立を目指す。

  • Research Products

    (4 results)

All 2006 2005

All Journal Article (4 results)

  • [Journal Article] 相変化を利用したスピーカ2006

    • Author(s)
      武岡成人, 柴田隼吾, 山崎芳男
    • Journal Title

      日本音響学会誌 62

      Pages: 108-114

  • [Journal Article] 広帯域小電力AMによる高品質音楽の放送2006

    • Author(s)
      加藤悠貴, 武岡成人, 山崎芳男
    • Journal Title

      春季日本音響学会講演論文集

      Pages: 563-564

  • [Journal Article] コンデンサマイク/スピーカを用いた1bit波面記録再生システム2005

    • Author(s)
      武岡成人, 栗原誠, 岡崎正倫, 及川靖広, 西川明成, 山崎芳男
    • Journal Title

      信学技報 24

      Pages: 25-30

  • [Journal Article] スタンドアロン1ビット処理システム2005

    • Author(s)
      武岡成人
    • Journal Title

      国際シンポジウム1bitフォーラム資料

      Pages: 7-10

URL: 

Published: 2007-04-02   Modified: 2016-04-21  

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