1995 Fiscal Year Annual Research Report
高度情報化社会における専門職制度および職業意識の変容に関する研究
Project/Area Number |
06301025
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Research Institution | NIHON UNIVERSITY SCHOOL OF MEDICINE |
Principal Investigator |
姉崎 正平 日本大学, 医学部, 教授 (20184202)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
高山 正也 慶応義塾大学, 文学部, 教授 (50118965)
古賀 節子 青山学院大学, 文学部, 教授 (90082627)
神長 百合子 専修大学, 法学部, 教授 (80194968)
草刈 淳子 千葉大学, 看護学部, 教授 (70114270)
島村 忠義 日本赤十字看護大学, 看護学部, 助教授 (20113293)
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Keywords | 医療技術職 / コ・メディカル / 資格化 / 専門職 / 準専門職 / 調査票 / 郵送 / 自律性 |
Research Abstract |
目的:本研究は大きく2つの職業グループの実態、意識、それらの変容を調査票による調査により明らかにするのが目的であった。 調査対象:第1グループ:医療技術者:診療放射線技師・診療エックス線技師、臨床検査技師・衛生検査技師、病院栄養士、理学療法士、病院理学療法にたずさわるあん摩マッサージ指圧師・はり師・きゅう師・柔道整復師等、作業療法士、歯科衛生士、歯科技工士、視能訓練士、義肢装具士、臨床工学技師という第2次大戦後比較的早く資格化されたものから最近資格化されたものまで含む医療技術職いわゆるコ・メディカルと呼ばれる職種。第2グループ:専門職ないし準専門職6職種:看護関係職種、福祉関係職種、教育関係職種、法律関係職種、図書館情報関係職種、情報処理関係職種、建築関係職種。 調査方法:第1グループに対しては、11の全国的職能団体を通じ、一律に200名の会員をサンプリングにより調査対象として選び、全職種共通の調査票を郵送した。 第2グループについては、東京都内および近郊の施設や地域を選んで、管理者や責任者を通じて調査票を各職種ごと200名の対象者に配付した。調査票は共通部分と各職種独自の部分から成っている。 暫定的調査結果:第1グループの8職種については、約10年前に同様の調査を実施しており,それとの比較で、医学医療技術の進歩と専門分化、チーム医療の推進とそれらに応えるために医療技術者の大学教育への水準向上などによる自信と自律性の向上が顕著に認められる。第2グループについては専門職と思われる職種における意外な限界と準専門職における自律性を阻む諸問題が明らかになった。なお、今後もクロス集計等の解析を進める。
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