1995 Fiscal Year Annual Research Report
日本語教育支援データベース流通促進のための総合的研究
Project/Area Number |
06301098
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Research Institution | The Graduate University for Advanced Studies |
Principal Investigator |
及川 昭文 総合研究大学院大学, 教育研究情報資料センター, 教授 (30091888)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
加納 千恵子 筑波大学, 文芸言語学系, 助教授 (90204594)
藤田 正春 上越教育大学, 学校教育学部, 助教授 (10165392)
坂谷内 勝 国立教育研究所, 教育情報資料センター, 研究員 (70187053)
吉岡 亮衛 国立教育研究所, 教育情報資料センター, 主任官 (40200951)
小松 幸廣 国立教育研究所, 教育情報資料センター, 室長 (50241229)
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Keywords | 日本語教育 / 教材データベース / データベース流通 |
Research Abstract |
本年度はこれまでに構築したデータベースのマルチメディア化及びCD-ROM化を目標に,各データベースの整備を中心に研究を進めた。とくに現場の教師からの要望の強い画像や音声を含めたデータベース,すなわちマルチメディアに対応できるように整備を行った。具体的には, (1)テキストデータベースについて,振り仮名ふり,分かち書き処理→分かち書きについては確固たるルールがないため,ある辞書を基準にし,その辞書に基づいた分かち書きを行った。 (2)基本辞書の見出し語ごとにイラストを作成し,画像データとしてデータベースへの追加→約3,000語の見出し語に対し,それぞれの語の使用される場面を想定したイラストを作成した。 (3)基本辞書の見出し語の読みの音声化→約3,000語の見出し語に対し、それぞれの語の読みをプロのアナウンサーに読んでもらい,これをデータベース化した。 (4)データベースの標準形式の検討と標準形式への変換→これまでデータベースの形式が不統一なものについて,標準形式(本プロジェクトで定めた形式)に変換した。 等を行い,これらの設備の後,著作権がクリアされているデータベースすべてのCD-ROM化を行った。 また,1995年9月4〜6日にイタリア国パビア市のパビア大学において開催された「コンピュータ支援本語教育に関する第1回国際会議(The First International Conference on “Computer Assisted System for Teach-ing and Learning Japanese)において、本プロジェクトで開発されたデータベースやソフトウェア,及びこれらのデータベースを利用した教育用プログラム等について発表を行った。ここでは,これまでの研究成果に対する現場教師側からの評価がなされ,今後の研究に多大の示唆を得ることができた。
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Research Products
(5 results)
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[Publications] 及川昭文: "日本語教育支援システムの開発" 第1回「日本語教育とコンピュータ」国際会議. 1-11 (1995)
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[Publications] 木村拾雄: "マルチメディア日本語教育支援システムの映像データベース構築における理論背景" 第1回「日本語教育とコンピュータ」国際会議. 12-24 (1995)
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[Publications] 加納千恵子: "科学技術日本語読解支援システム(CATERS)の開発" 第1回「日本語教育とコンピュータ」国際会議. 26-33 (1995)
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[Publications] 小松幸廣: "日本語教育イラスト・データベースの開発" 第1回「日本語教育とコンピュータ」国際会議. 90-98 (1995)
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[Publications] 坂谷内勝: "インターネット利用の日本語教育-利用可能性と現状課題-" 第1回「日本語教育とコンピュータ」国際会議. 108-119 (1995)