1995 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
06302052
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Research Institution | KYOTO UNIVERSITY |
Principal Investigator |
寺島 泰 京都大学, 工学部, 教授 (50019717)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
眞柄 泰基 国立公衆衛生院, 水道工学部, 部長 (60083739)
佐藤 邦明 埼玉大学, 工学部, 助教授 (10008881)
村岡 浩爾 大阪大学, 工学部, 教授 (90029017)
花嶋 正孝 福岡大学, 工学部, 教授 (70078624)
井上 頼輝 京都大学, 工学部, 教授 (90025891)
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Keywords | 地層 / 汚染 / 地下水 / モニタリング / 浄化 / リスク評価 / 修復技術 / モデルシミュレーション |
Research Abstract |
地層・地下水の汚染は、大気汚染や湖沼・河川の水質汚濁と異なり、直接人々の目によって検知され得ないことから、社会的関心が低いまま抜本的な対策が講じられないまま放置されてきた傾向が強い。都市用水のほぼ30%を地下水に依存し、生産活動や日々の生活を地層の上で営んでいるという現実があるにもかかわらずである。その主たる原因は、地層・地下水汚染の全体像を把握し、工学的・技術的裏付けの明確な、地層・地下水管理のシステムが準備されていないためである。本研究では、地層・地下水の合理的管理システムを構築する事を目標に、それらの構成要素である、 (1)地層・地下水汚染及び修復の機構解明 (2)汚染及び修復評価モデルの構築、将来予測、及びシミュレーション (3)汚染及び修復の環境モニタリング (4)環境・健康リスク評価 (5)修復技術とその効果の評価 (6)汚染管理のための総合システムの構築 等についての最新の知見を集積・統合し、地層・地下水汚染管理のための実用的な技術システムを構築する視点から、問題点を整理し、地層・地下水管理の目標を設定し、かつ目標達成のための既存技術の評価、研究開発を要する技術のリストアップを実施した。
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Research Products
(10 results)
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[Publications] Yasunori Mahara: "Noble gases dissolved in grounduwater in a volcanic aquifer:Helium isotopes in the Kumamoto Plain" Environmental Geology. 25. 215-224 (1995)
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[Publications] 真柄泰基: "硝酸・亜硝酸性窒素による地下水汚染の事例調査" 第46回全国水道研究発表会講演集. 46. 518-519 (1995)
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[Publications] 真柄泰基: "硝酸・亜硝酸性窒素による地下水汚染の多変量解析" 水道協会雑誌. 64. 29-37 (1995)
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[Publications] 真柄泰基: "水道水源地下水の硝酸・亜硝酸性窒素による汚染に関する事例解析" 地下水・土壌汚染とその防止対策に関する研究集合第4回講演集. 4. 269-272 (1995)
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[Publications] Hirata,T:"Ncurerical aralysis of soil uapor extraction for optimum reneceiation design" Contaminateal Soil '95. 957-997 (1995)
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[Publications] 村岡浩爾: "汚染源・地下水からの揮散量を考慮した有機塩素化合物ガスの挙動" 地下水・土壌汚染とその防止対策に関する研究集会第4回講演集. 4. 147-152 (1995)
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[Publications] 神野健二: "不飽和土壌中でのガス流動を考慮した有機塩素化合物の輸送特性解析" 水工学論文集. 39. 349-354 (1995)
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[Publications] 神野健二: "土壌ガス吸引時における有機塩素化合物ガスの挙動について" 地下水学会誌. 37. 245-254 (1995)
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[Publications] 古市徹: "電位分布歪み計測によるしゃ水シート破損検知技術の実用化に関する研究" 廃棄物学会論文誌. 6. 198-207 (1995)
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[Publications] 古市徹: "最終処分場汚染修復のための事前評価数値シミュレーション" 廃棄物学会研究発表会講演論文集. 6. 608-610 (1995)