1994 Fiscal Year Annual Research Report
人工現実感に関する基礎的研究-仮想空間の生成と人間との相互作用に関する研究-
Project/Area Number |
06352040
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Research Institution | The University of Tokyo |
Principal Investigator |
井口 雅一 東京大学, 工学部, 教授 (60010683)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
池井 寧 東京都立科学技術大学, 工学部, 講師 (00202870)
佐藤 誠 東京工業大学, 精密工学研究所, 助教授 (50114872)
伊福部 達 北海道大学, 電子科学研究所, 教授 (70002102)
廣瀬 通孝 東京大学, 工学部, 助教授 (40156716)
舘 すすむ 東京大学, 工学部, 教授 (50236535)
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Keywords | Virtual Reality / Virtual Space Generation / Human Computer Interaction / Cognitive Mechanism / Sensation Integration / Research Planning |
Research Abstract |
本研究の目的は、平成7年度に発足する重点領域研究「人工現実感に関する基礎的研究」の計画案を策定することである。本重点領域には、人間と仮想世界の関わり方に応じて4つの研究分野を設けている。これらの分野ごとに研究分担者の会合が開催され研究項目の設定や具体的な研究の進め方について議論が行われた。本重点領域では、各分野において専門的議論を進展させると同時に横断的視点を総合することで、基礎学問としての体系化を図ることを目指している。このため現在までに4つの分野の研究班の代表者による打ち合わせ会を開催し、各分野の分担と連携に関する意見交換を行なった。ここでは本重点領域が申請された時点以来の技術的展開も踏まえた議論が行なわれ、分担領域相互の再度の調整が行なわれた。この結果に基づいて、各分担領域の研究計画調書が起草され提出されている。さらに、本重点領域研究の総括班に参加予定の研究者を招いた研究会合を開催し、学際的な視点からの情報提供を受け、新たな研究項目の洗い出しも行なっている。これらの結果を総合して、本重点領域全体についての研究計画書が作成された。 また、本重点領域研究が発足した後の全体会議の開催予定や、研究成果の公開の方法等についても、既に議論を開始している。その中で主要な会合や公開シンポジウムについての具体的な日程の調整や、研究予算の管理事務の方針などの運用面の検討も行なわれた。 これらの結果により、重点領域研究の円滑な推進のための最終的なグランドデザインがまとめられている。
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Research Products
(7 results)
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[Publications] 舘 すすむ: "バーチャルリアリティの最近の進歩" システム/制御/情報. 38. 643-650 (1994)
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[Publications] 舘 すすむ: "Evalution Experiments of a Teleexistence Manipulation System" Presence. 3. 35-44 (1994)
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[Publications] 佐藤 誠: "A Virtual Workspace for the Collaborative Design" Proc.of ICAT'94. 139-145 (1994)
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[Publications] 岩田洋夫: "Interaction with Autnomous Free-form Surface" Proc.of ICAT'94. 27-33 (1994)
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[Publications] 廣瀬通孝: "仮想環境実現のための基盤技術" テレビジョン学会誌. 48. 960-965 (1994)
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[Publications] 池井 寧: "Vibratory Tactile Display for Textures" Proc.of ISMCR'94. 3-10 (1994)
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[Publications] 廣瀬通孝: "bit別冊 仮想現実学への序曲" 共立出版, 264 (1994)