1994 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
06401012
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Research Category |
Grant-in-Aid for General Scientific Research (A)
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Research Institution | Tokyo University of Foreign Studies |
Principal Investigator |
中野 暁雄 東京外国語大学, アジア・アフリカ言語文化研究所・文部教官 教授 (70014470)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
松下 周二 東京外国語大学, アジア・アフリカ言語文化研究所, 文部教官 教授 (20014475)
松村 一登 東京外国語大学, アジア・アフリカ言語文化研究所, 文部教官 助教授 (40165866)
西尾 哲夫 東京外国語大学, アジア・アフリカ言語文化研究所, 文部教官 助教授 (90221473)
林 徹 東京外国語大学, アジア・アフリカ言語文化研究所, 文部教官 助教授 (20173015)
梶 茂樹 東京外国語大学, アジア・アフリカ言語文化研究所, 文部教官 助教授 (10134751)
上岡 弘二 東京外国語大学, アジア・アフリカ言語文化研究所, 文部教官 教授 (80014512)
守野 庸雄 東京外国語大学, アジア・アフリカ言語文化研究所, 文部教官 教授 (80014471)
奈良 毅 東京外国語大学, アジア・アフリカ言語文化研究所, 文部教官 教授 (90014464)
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Keywords | 音声 / 辞書 / データーベース / アジア / アフリカ / 言語音 / 音声辞書 / 音声データーベース |
Research Abstract |
今年度は、音声辞書およびデーターベースの実際の作成に着手する以前に数回の研究会を行い、作成するシステムの全体に関する問題を討議した。その上で、使用するソフトウエアを確定し、制作するプログラムの使用を決定した。 こうして作業環境を整えた後、ウォロフ語、ハヤ語(以上梶担当)、トルコ語(林担当)の音声データの入力を、インフォーマントの協力を得て行った。音声フォーマットの違い、データ容量の大きさ、文字データとの同期(特に検索やソーティングを適用する場合)、さらに、使いやすいインターフェイスなど、未解決の問題は残るが、データ入力自体は順調に進んだ。現在トルコ語をパイロット・ケースとして、上記の問題点を考慮しつつ、音声ファイルの編集を進めているなお、トルコ語音声辞書作成のために準備したデータは、入門書作成の際にも利用された。 音声データの入力・編集とともに、アムハラ語、オロモ語(以下中野担当)、ベンガル語東ベンガル方言(奈良担当)、マ-ザンダラーン語サ-リ-方言およびワ-ザキ-方言(上岡担当)、エストニア語(松村担当)の言語資料(テクスト)を入力し、今後の音声辞書ならびに音声データーベース作成の準備作業を行った。 本年度中でトルコ語音声辞書作成のための主な作業を終えることができたためトルコ語は本年度限りとし、その作成過程を参考にしつつ、来年度からは他の言語に重点を移していく予定である。
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[Publications] 中野暁雄: "アムハラ・オロモ語対照研究" 『アジア・アフリカ言語文化研究』. 48-49. 727-748 (1995)
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[Publications] 奈良毅: "言語文化学の構築を目指して" 『アジア・アフリカ言語文化研究』. 46-47. 205-221 (1994)
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[Publications] 梶茂樹: "ハヤ語語彙集" アジア・アフリカ言語文化研究所(出版予定), (1995)
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[Publications] 林徹: "トルコ語 文法の基礎:接尾辞・付属語・機能語の使い方" 東京外国語大学語学教育協議会, 262 (1995)