1994 Fiscal Year Annual Research Report
オブジェクト指向工具データベースによる高度ツ-リング技術の開発
Project/Area Number |
06452154
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Research Institution | Hokkaido University |
Principal Investigator |
岸浪 建史 北海道大学, 工学部, 教授 (30001796)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
田中 文基 北海道大学, 工学部, 助手 (30207138)
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Keywords | オブジェクト指向モデル化手法 / オブジェクト指向データベース / FMS / ツ-リング / 仕様記述言語EXPRESS / 工具管理 / プロセス表記法IDEF0 / 工具運用計画システム |
Research Abstract |
FMSの高度な自動化を達成するためには、工具管理のためのデータベースの構築と高度な工具運用計画システムは不可欠であり、1)工具の一元管理(乞う場内での工具の存在の管理と利用状況の管理)、2)工具寿命管理、3)工具補正データ管理、4)推奨切削条件の選定、は工場自動化において避けられない研究課題となってきている。 このような背景のもとで、本研究では以下の項目について研究を行なうものである。 1)FMSなどにおける工具の準備・運用・再生プロセスをプロセス表記法(IDEF0)を用いて記述し、工具の運用の計算機処理における必要情報を明確にする。 2)各加工ステーションが必要とする工具を、必要な時間に準備・運用するための工具準備・運用計画システムの必要機能を、明確にする。 3)工具JITを可能とする工具管理データベースのためのオブジェクト指向工具情報モデルの設計方法とその実装方法を明らかにする。 4)オブジェクト指向データベースによる工具運用JITが可能であることを計算機シミュレーションで明らかにする。 本年度は、このうち以下の項目を実施し結論を得た。 1)Tool Life Cycle Activity Modelの構築。 プロセス表記法による工具準備・運用管理機能及び活動の表現、工具情報モデルの利用・参照・更新などの情報の流れ、データベースに必要な情報を体系的に表現した。 2)工具情報モデルの構造表現とデータベース設計方法の検討 仕様記述言語EXPRESSによる工具情報モデルの構造記述と工具データベースの設計方法を確立した。 3)工具データベースの実装方法に関する研究 EXPRESSからC++言語への変換方法の確立と実装、及び変換されたプログラムを基にオブジェクト指向データベースへの実装方法の確立とデータベース実装を行なった。
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