1994 Fiscal Year Annual Research Report
末梢神経の伝導性と血流および軸索法変動に関する研究
Project/Area Number |
06454425
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Research Institution | Tohoku University |
Principal Investigator |
桜井 実 東北大学, 医学部, 教授 (60004818)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
中山 明里 東北大学, 医学部付属病院, 助手 (70241619)
鬼川 温 東北大学, 医学部付属病院, 助手 (30241615)
宮坂 芳典 東北大学, 医学部付属病院, 講師 (40157623)
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Keywords | 末梢神経 / 血流 / 軸索 / 電気伝導性 |
Research Abstract |
レーザードップラー循環血流計は極めて鋭敏な測定器であるため先ず麻酔下の家兎の坐骨神経を露出した上で、その表面にプローブ探索子を接触させて安定した血流量の測定法を確立し、種々の条件下での測定に入った。 すなわち一定の重量物を利用して神経の表面の定点ををマークして測定の誤差と変動を検討した結果2.7〜30.0ml/min/100g±80%から±20%にすることが出来た。坐骨神経の強い圧迫で血流が完全に停止することも確認出来た。また約20%の伸張でも血流は零となった。これを踏まえ、その中間的血流阻害の条件の持続時間と電気伝導性の変化、組織学的にシュッミットランターマン溝のアセチルコリンエステラーゼの変化を観察する計画である。
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