1995 Fiscal Year Annual Research Report
情報教育普及のための現職教員研修用プログラムと専用教材の開発
Project/Area Number |
06558020
|
Research Institution | Okayama University |
Principal Investigator |
近藤 勲 岡山大学, 教育学部, 教授 (50033361)
|
Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
木原 俊行 岡山大学, 教育学部, 講師 (40231287)
長畑 秀和 岡山大学, 教育学部, 助教授 (70135672)
山本 秀樹 岡山大学, 教育学部, 教授 (40032940)
|
Keywords | 研修プログラム / メディア教育 / マルチメディア / 教師教育用システム開発 / カリキュラム開発 |
Research Abstract |
1 パソコン・ビデオソフトからなる中級者向け情報教育用プログラムパッケージを開発した。 (1)情報処理装置としての機能や仕組み及び周辺装置などについて解説した印刷教材並びにそれに関連したビデオソフトの企画・設計 試行事例として、本学部情報教育コースの第3学年の学生10名各自に情報処理装置などの仕組みや働きについて解説した解説書並びにビデオソフトの企画・設計をさせた。 (2)(1)で述べた内容に直接・間接に対応する内容をパソコンソフトの利用及び試作によって、具体化させる。 特に学習への利用面では、学習者自身が創作できる内容と方法、例えば、簡単なデータベースの構築などを実習として取り上げる。「FCAI」を用い実行できるコンピュータソフトとして試作したほか、市販の画像処理ソフト、データベース用ソフトなどについては、学習または学校事務などの使用場面を想定して、使用解説用ビデオソフトを試作した。また、本学部情報教育コースの第4学年の学生11名のうち3名に、「FCAI」及び「ハイパーカード」を用いて、大学生、中学生、小学生向けのそれぞれの学習ソフトの開発を行なわせた。 (3)以上述べた(1)、(2)の設計・制作過程を内容・方法・所要時間の視点からまとめ、コンピュータ及びビデオソフト制作研修用プログラムとして試作した。 2 今までに購入したパソコン5台を幹線が光ファイバーで構成された全学コンピュータネットワーク網(OUnet)と接続し、インターネットへアクセス可能とした。 新たに電子メール、ファイル転送、WWWのデータベースのブラウザ操作などを研修内容に加えることができた。 3 本年度の研究成果を中間報告として、全国レベルの学会・研究会で発表し、大勢の研究仲間から多くの貴重な示唆を得て、今後の研究に有益であった。
|
Research Products
(7 results)
-
[Publications] 近藤 勲: "実践的な教授技術の習得をめざしたシステムの開発とその検討--ロールプレイング法によるマイクロティーチングの実践事例をもとに--" 日本教育工学雑誌. 18(3/4). 137-151 (1995)
-
[Publications] 近藤勲、山本秀樹、長畑秀和: "教員養成大学における情報教育用研修カリキュラムの開発" 日本教育工学会講演論文集. 11. 49-50 (1995)
-
[Publications] 近藤 勲: "高度情報化に対応する情報教育" 教育時報. 11月号. 4-7 (1995)
-
[Publications] 近藤 勲、脇田珠実: "ハイパーカードを用いた「お天気調べ」専用ソフトの開発とその考察" 日本科学教育学会年会集. 19. 295-296 (1995)
-
[Publications] Isao KONDOH: "HOW TO UTILIZE COMPUTERS IN EDUCATION, ROUND TABLE SESSION" 日本教育工学会講演論文集. 11. 116 (1995)
-
[Publications] 難波彰子、平松 茂、近藤 勲: "異機種構成のコンピュータシステムを援用した学習環境での学習者の反応--DTMをグループの合唱練習に使った場合--" 日本科学教育学会報告集. Vol.10,No.21. 23-26 (1995)
-
[Publications] 近藤 勲: "『新学校教育全集16 教科書・教材教具』 16" 第3章第2節 グループ学習、個別学習と教材・教具の活用, 189-204 (1995)