1994 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
06610052
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Research Category |
Grant-in-Aid for General Scientific Research (C)
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Research Institution | Nihon University |
Principal Investigator |
木村 三郎 日本大学, 芸術学部, 教授 (00130477)
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Keywords | 図像学 / 歴史画 / ローマ / ワールブルグ / プッサン / パソコン / ル-ヴル美術館 / プルタルコス |
Research Abstract |
本年度の研究活動では、西洋古代の歴史図像についての研究を行った。西洋の研究所において、各種の図版資料の収集を行った。 個別研究では、プッサンの30年代における代表作《カミルス》の図像展開について、調査研究を行った。古代ローマにおける歴史図像の典型的な主題である。16世紀における版画との関連、特にヴェネチアで刊行された、プルタルコスの英雄伝との関連性、一方では、ヨスト・アマンとの相関関係などに光をあてることができた。研究としては、以下のシンポジウム発表を行うことができた。 ニコラ・プッサン生誕400年国際シンポジウム・発表、1994年10月20日《A propos de Camille et le maltre d'ecole de Faleries》,Colloque internationale Nicolas Poussin,パリ・ル-ヴル美術館大講堂、全30分 なお、やはり、従来からの継続研究である、宗教図像の《ザビエル》研究にも進展があった。これも、下記のような研究発表を行った。 欧日交渉400年国際シンポジウム・発表、1994年11月8日《A propos du portrait du saint Francois-Xavier,conserve au musee municipal de Kobe:sources iconographiques et adaptations》,Colloque internationale Europe-Japon,国際大学都市国際館、全30分(パリ) フォト・CDの研究については、先ず、PC-9801系コンピューターにおけるウィンドウズの研究に着手した。本体は、NEC-PC9821-NEをセットし、これを基本に、全体の構成を行った。ソフト内容においては、MS・DOSの最新ヴァージョン、にもとづいて、そこに、このウィンドウズを作動させることに努力した。CDの作動のための基礎的な条件だからである。
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Research Products
(2 results)
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[Publications] 木村三郎、他: "西洋絵画作品名事典" 三省堂, 1078 (1994)
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[Publications] Saburo KIMURA: "Georges de La Tour,Actes du colloque" Serpenoise, 180,(133-143) (1994)