1994 Fiscal Year Annual Research Report
日本と東南アジアの相互間のイメージ-日本のNGOの役割
Project/Area Number |
06620057
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Research Institution | International Christian University |
Principal Investigator |
WURFEL David 国際基督教大学, 教養学部, 教授 (50255626)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
WASILEWSKI J 国際基督教大学, 教養学部, 助教授 (40231071)
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Keywords | 東南アジア / NGO(日本) / イメージ |
Research Abstract |
アシスタントを増員し、東南アジアで活動している全てのNGOについて基礎的情報を収集している。沖縄への調査旅行を行った際に、東南アジアでプロジェクトを実施してはいるが、NGO年鑑にはのっていないような、小さなNGOについても調べる必要を感じたので、これらNGOについても調査対象に加えた。収集された情報を用いて、規模、財源、東南アジアでの活動歴、人数、プロジェクトのタイプ、社会変化への態度、活動方法などによりNGOを分類している。これら情報のうち、プロジェクトのタイプ、社会変化への態度、活動方法については、NGOスタッフとのインタヴューにより情報収集を行っている。 これまでのところ、いくつかのNGOにとっては、プロジェクトを視察し且つその受益者に会うという、NGO支援者による東南アジア"現地視察"が、重要な活動となっていることがわかった。これはまた、東南アジアの人々への態度形成に際して、おそらく最も重要なプロセスとなっていると思われる。しかしながら、このような現地視察により形成される態度というものは、現地で1〜2年活動したスタッフによって得られたものに比べると、堅固で安定したものとはいえない。このように、東南アジアで長期および短期の体験を持つ人々について、インタビューを行っている。インタヴューの中には、訪問前と訪問後に行ったものもある。
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