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1994 Fiscal Year Annual Research Report

好酸球遊走性リンホカインの分子構造の解析

Research Project

Project/Area Number 06670260
Research InstitutionThe University of Tokushima

Principal Investigator

大橋 、真  徳島大学, 総合科学部, 助教授 (40128369)

Keywords好酸球 / 遊走因子 / サイトカイン / 遺伝子クローニング / 日本住血吸虫 / ECF-L / RANTES / アミノ酸配列
Research Abstract

日本住血吸虫感染マウス脾細胞を虫卵抗原として培養して得られた上清からカラムクロマトグラフィーにより精製したECP-LをLewisラットにFCAと共に3回免疫し、高タイタ-の抗ECF-L血清を作成した。この抗血清を用いてλgt11ベクターで作成したマウス骨髄細胞cDNAライブラリーのスクリーニングを行った。一個の陽性クローンを得て、これをBlueScriptSK(-)にサブクローニングをして、双方向より塩基配列の決定を行った。また精製ECF-LのN末アミノ酸配列を気相型シークエンサーにより決定した。その結果、この陽性クローンのcDNAの塩基配列か推定されたアミノ酸配列は、プロティンジークエンサーにより決定されたECF-Lのアミノ酸配列と完全と一致し、この陽性クローンのcDNAがECF-LmRNAに対するものであることが確認された。このcDNAは377残基のアミノ酸をコードしており、分子量42、000、p15.2と計算され、これは実測地44,000、pl3.7と比較的よい一致を示した。また分子内には6個のシステイン残基が存在しており、そのうち2個は中にロイシンを挟んでC-X-Cの配列を形成しており、好酸球遊走性サイトカインのRANTES/SIS Proteinファミリーと共通の特徴が見られたが、この配列の前後のアミノ酸配列には全く共通な配列は見られなかった。これらのことからECF-Lは今までに明らかにされてきたRANTESなどとは別のサイトカインであることがわかった。

URL: 

Published: 1996-04-08   Modified: 2016-04-21  

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