1994 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
06671456
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Research Institution | Hiroshima University |
Principal Investigator |
茂木 定之 広島大学, 医学部・附属病院, 助手 (00243569)
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Keywords | 爪母細胞 / Green培地 |
Research Abstract |
(1)ラット(Fisher344)前後肢の爪母組織を使用し、爪母細胞の培養を行った。37℃、5%CO_2 in airのインキュベータ内で培養を行ったが、Explant cultureとDispersed cell cultureの各方法とも可能であった。DMEM培地に比べ、Green培地においてよく細胞は増殖した。線維芽細胞の混在も、後者で少量であった。継代初期およびしばらく継代した細胞とも、Green培地に3T3細胞培養液を2対1の割合で加えると、細胞の増殖が促進されることが観察された。 コラーゲンコートしたシャーレでも、無処理シャーレでも細胞増殖の差は、無かった。 (2)培養細胞は、位相差顕微鏡による観察、ヘマトキシリン・エオジン染色、免疫抗体染色を行った。 培養細胞は、多角形で敷石状に増殖した。増殖とともに細胞の重層化、角化が観察された。細胞数は径10cmプラスチックシャーレで1×10^5としたが、1週間に1度継代が必要であった。 (3)モノクローナル抗体を使い、ラット(Fisher344)前後肢の爪母組織を染色した。抗体により、爪母組織は毛根組織と一部同様の染色性を示すことがわかった。このモノクローナル抗体に対する反応を、培養細胞で観察した。継代時期により、爪母組織、毛根組織と同じ染色性を示す抗体が確認された。
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