1994 Fiscal Year Annual Research Report
ウシ尿中における心房性ナトリウム利尿ペプチドの存在様式に関する研究
Project/Area Number |
06760289
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Research Institution | Nippon Veterinary and Life Science University |
Principal Investigator |
竹村 直行 日本獣医畜産大学, 獣医畜産学部, 助手 (50227055)
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Keywords | ウシ / 心不全 / 心房性ナトリウム利尿ペプチド / 尿 / 腎機能 |
Research Abstract |
1.心不全牛の尿中ANP濃度 健康牛の尿中ANP濃度は10.3±0.8pg/mlだったのに対し、心不全牛では38.4±15.4pg/mlと高値を示した。血漿中ANP濃度との間との間に有意な相関は認められなかったが、クレアチニン・クリアランスと有意に正相関が認められた。 2.心不全牛の尿中ANPの分子型 健康牛ではα-ANPのみが検出されたが、心不全牛ではβ-ANPがα-ANPと共に検出された個体があった。 3.24時間尿中のANP濃度 一貫して心不全牛の尿中ANP濃度が高値を示したが、特に尿中排泄が多くなる時間帯はなかった。
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