1994 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
06771480
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Research Institution | Tohoku University |
Principal Investigator |
佐藤 恭雄 東北大学, 医学部・附属病院, 助手 (60260436)
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Keywords | 網膜血管内皮細胞 / bFGF / ヘパリン親和性 |
Research Abstract |
(1)ウシ網膜から抽出された可溶性タンパク(34000Xg,60分遠心後)を,35%〜50%,50%〜70%の硫酸アンモニウムにて塩析し,Sephadex G-100でゲル濾過し多数の分画に分けると,ウシ網膜血管内皮細胞にたいして増殖効果のある分画がいくつか存在した.しかし,これらの分画の中には,血管内皮細胞のみを増殖させる生理活性物質は存在しなかった. (2)増殖効果のみられるウシ網膜の可溶性タンパク分画には,ELISA法にてbFGF(basic fibroblast growth factor)を含む分画が複数存在し,網膜内のbFGFには複数の存在様式があることが示唆された. (3)Western blottingによってこれらのbFGFの分子量を調べてみると,分子量の異なるbFGFの存在が示された. (4)網膜内のbFGFのヘパリン親和性を,Heparin affinity chromatographyを用いて調べてみると,親和性の異なるbFGFが存在することが示唆された.
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