1994 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
06806030
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Research Institution | University of the Ryukyus |
Principal Investigator |
大城 政一 琉球大学, 農学部, 助教授 (00101189)
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Keywords | 山羊 / 反芻行動 / 採食行動 / 血中低級脂肪酸 / 酢酸 / プロピオン酸 / 酪酸 / グルコース |
Research Abstract |
本実験は絶食時ヤギの頚静脈内に低級脂肪酸(VFA)とグルコースを注入し、ヤギの反芻行動にどのような影響を及ぼすかについて検討を行った。供試動物はザ-ネン雑種雌ヤギ4頭を用いた。実験室内は昼夜点灯とした。給餌と給水は、それぞれアルファルファ・ヘイキューブと水道水を17時から翌朝の9時まで自由摂取とした。実験は10時から17時の間を絶食状態にして行った。実験は無注入区、生理食塩水注入区(生食区)、酢酸注入区、プロピオン酸注入区、酪酸注入区、及びグルコース注入区の6実験を行った。各区の実験は3週間の間隔をおいて行われた。酢酸注入液、プロピオン酸注入液、酪酸注入液、及びグロコース注入液の各注入液は生食水で希釈して作成した。生理食塩水と各注射液は1分間に0.03mml/kg/minの割合で5時間頚静脈のカテーテルから連続注入を行った。その結果、反芻回数と反芻時間は無注入区、生食注入区、プロピオン酸注入区及び酪酸注入区は注入前と後に差はなかった。酢酸注入区とグルコース注入区は注入前より注入後は有意に減少を示した。再咀嚼時間と再咀嚼回数は無注入区、生食区、プロピオン酸注入区及び酪酸注入区は注入前と後に差はなかった。酢酸注入区は注入前より注入後に有意な減少は示した。休止時間は無注入区、生食区、プロピオン酸注入区及び酪酸注入区は注入前と後に差はなかったが、酢酸注入区においては減少傾向を示した。休息時間は無注入区、生食区、プロピオン酸注入区、及び酪酸注入区において注入前と後に差はなかったが、酢酸注入区においては増加を示した。1反芻当たりの反芻時間、再咀嚼時間、休止時間、及び再咀嚼回数は無注入区、生食区、酢酸区、プロピオン酸注入区、酪酸区、及びグルコース注入区で注入前と後に差はなかった。
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