1994 Fiscal Year Annual Research Report
大学入試センター「外国語(英語)」試験での聴解問題導入に向けての実地調査
Project/Area Number |
06808024
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Research Institution | Shizuoka University |
Principal Investigator |
諏訪部 真 静岡大学, 教育学部, 教授 (10043019)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
白畑 知彦 静岡大学, 教育学部・, 助教授 (50206299)
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Keywords | リスニングテスト / 大学入試センター試験 / コミュニケーション / 聴解テストの実施方法 |
Research Abstract |
平成6年4月より、過去の大学入試問題で出題された英語リスニング試験の検討、さらにリスニング試験に適切と思われる資料の収集をし、リスニング試験の問題の作成を試みた。この間、コミュニケーション能力とそのテスティングに関する国内外の資料(図書)も収集し、望ましい具体的なテストについて、両者の間で討議を重ね、その方法などについても具体化を試みた。この成果を、諏訪部・白畑が担当した平成7年度の本学の教育学部の英語科の入試のリスニングテストの作成に生かした。具体的には (1)内容面では生徒に分かりやすい、また興味をいだかせる材料の準備。 (2)形式面では内容理解を重視。3問題の中で、TFテスト1、記述テスト2問を併用。 (3)テスト問題の吹き込み、会場の設営、どのような録音機器、拡声装置を使用するか。 (具体的には、ネイティブスピーカ1人、日本人英語教師1人が吹き込みに参加。英文朗読は、2回のものと3回のもの。録音作成には5時間以上かかった。テストの教室は一般教室ではなく独立した教育センターの多目的ホール使用。録音はマイクロ・ディスクを使用し、実施もそれによる(スピーカー1)。(別にテープ(スピカ-2(頭上拡声装置、カセットコーダーも用意してそれと比較したが、音質面が非常に優れていたため前者で実施)リスニングテストはそのテスト問題作成のみならず、その制作、実施に綿密な配慮が必要であり、同時に大きな労力を要することが理解できた。 上記のテストの分析と共に、さらに新年度は諏訪部が委員をしている大学入試センターの調査ともタイアップして大学校舎を使用し、大学生対象のテストの実施と、高校生を対象に高校の校舎を使用したテストの実施を計画し、より望ましい問題作成に努力する
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Research Products
(2 results)