1994 Fiscal Year Annual Research Report
高血圧ラットにおけるPKCアイソザイム発現量の検討
Project/Area Number |
06857043
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Research Institution | Tottori University |
Principal Investigator |
縄田 隆浩 鳥取大学, 医学部・附属病院, 助手 (20243397)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
真鍋 一郎 鳥取大学, 医学部・附属病院, 医員
佐々木 紀仁 鳥取大学, 医学部・附属病院, 医員
太田原 顕 鳥取大学, 医学部・附属病院, 医員
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Keywords | 高血圧ラット(SHR) / PKC / Western blotting |
Research Abstract |
本研究は高血圧状態がPKCアイソザイムの発現を変化させるという仮説を証明するために行われ、まず本態性高血圧実験モデルとしてよく用いられているSHRと正常群としてのWKYの血管平滑筋細胞内、細胞膜におけるPKCアイソザイムの発現の差異をWestern blottingで確認しその発現量を画像解析で定量しようと試みた。高血圧自然発症ラット(SHR)とウィスター系ラット(WKY)の大動脈を切離し、ホモジナイザーでバッファーに溶解しサンプルを調整した。同時にラット脳、胃を取り出しコントロールとしてサンプルを調整した。サンプルはSDS--PAGEの後、ニトロセルロース膜にelectro blottingした。各アイソザイムに特異的な抗体(GIBCO社製)αβγδεξを1次抗体として標識し、さらにペルオキシダーゼ活性を有する2次抗体を標識し感度の高いECL法でX-rayフィルムを感光させたのち現像した。ラット大動脈は1匹分で約0.1-0.2gと微量なサンプルであることから、ホモジナイズの後凍結乾燥にて濃縮を試みてみたが得られるシグナルがきわめて弱く、Western Blottingでの解析は困難と考えられた。現在 PCR法を用いた解析方法を検討中である。
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