2007 Fiscal Year Annual Research Report
ポスト冷戦期における日本の国民的アイデンティティと日露関係
Project/Area Number |
06F06021
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Research Institution | Waseda University |
Principal Investigator |
梅森 直之 Waseda University, 政治経済学術院, 教授
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
BUKH A. 早稲田大学, 政治経済学術院, 外国人特別研究員
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Keywords | 日ロ / 日ソ / 北方領土問題 / ナショナリズム / ナショナル・アイデンティティ / 国際関係 |
Research Abstract |
・当研究の主たる目的は、日本のナショナル・アイデンティティと外交の形成におけるロシアの地位と役割を、国際的な比較を通じて明らかにすることである。 ・本年度においては、Alexander Bukhが行った研究とその成果は、下記の通りである。 ・本年度においては、同氏は、日本のナショナル・アイデンティティの形成過程の国際的な比較を行うために資料調査と収集を実施すると同時に当研究の成果の一部が出版される予定の本(Routledge社)の原稿の準備及び関連の学会発表を行った。尚、本の出版予定は2008年10月である。 ・同氏は、その研究の一部を2007年8月に行われたアジア研究者国際学会(ICAS)クアラルンプール大会及び2008年3月に行われたこくさ関係学(ISA)サンフランシスコ学会にて報告した。クアラルンプールにて研究の問題意識と全体像について報告を行い、サンフランシスコ学会にて日本のナショナル・アイデンティティと北方領土問題及びアイヌとの関連について報告を行ってきた。クアラルンプール学会でおこなった発表に基づいた論文をEuropean Journal of International Relations誌に投稿し、受理された。この論文は2008年中に掲載される予定である。サンフランシスコ学会で行った発表にもとづいた論文をAlternatives:Local,Global,Political誌に投稿し、現在査読中である。 ・それ以外、当研究の次の段階の準備として、日本のナショナル・アイデンティティの形成過程の国際比較を行うためにタイ及びロシアにて資料収集をおこなってきた。
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Research Products
(1 results)