2007 Fiscal Year Annual Research Report
分子性固体の光物性予測のためのオーダーN量子分子動力学法の開発
Project/Area Number |
06F06065
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Research Institution | Kyushu University |
Principal Investigator |
青木 百合子 Kyushu University, 大学院・総合理工学研究院, 教授
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
POMOGAEV Vladimir 九州大学, 大学院・綜合理工学研究院, 外国人特別研究員
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Keywords | Elongation法 / 非経験的分子軌道計算 / 密度汎関数法 / スペクトロスコピー / ポリメチルメタクリエート / CADMA |
Research Abstract |
量子化学的手法を用いて、クロモファー中心をもつ巨大高分子系において、特に非線形光学効果を含める光物性を効率よく抽出する方法を開発するとともに、電子相関効果を導入する方法を考案し、各種スペクトル解析が可能となるよう発展させることが目的であった。そのため、両末端から伸長したオリゴマーの領域局在化軌道(RLMO)を、最後に中心部でCADMAなど他の分子と連結した上で、その部分のRLMOを抜き出してQOPという半経験的にスペクトロスコピーを計算するためのプログラムにデータを送るためのアルゴリズムを完成させた。つまり、クロモファー中心における励起状態を、領域局在化軌道基底で小さな配置間相互作用行列を対角化することにより、局所的に効率よく計算することを可能とするGAMESS-Elongation-QOPプログラムを完成させた。半経験的であるが局所的な励起を有する系に対して超効率的に励起エネルギー等が求められるようになり、本方法により種々の巨大分子に対して励起エネルギーおよび振動子強度を計算した。従来法による全系計算と比較したところ、非常に良好な結果が得られたため、現在論文に投稿中である。
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Research Products
(1 results)