2006 Fiscal Year Annual Research Report
斜張橋鋼製タワーの大地震時非線形応答と耐震性能向上に関する研究
Project/Area Number |
06F06138
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Research Institution | Hokkaido University |
Principal Investigator |
林川 俊郎 北海道大学, 大学院工学研究科, 教授
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
ABDEL RAHEEM S.E. 北海道大学, 大学院工学研究科, 外国人特別研究員
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Keywords | 耐震性能 / 斜張橋タワー / 複合非線形解析 / レベルII地震動 / 損傷部材 / エネルギー吸収機構 / ファイバー要素 / 低降伏点鋼 |
Research Abstract |
本研究では、独自に開発した立体骨組有限要素解析プログラムを用いて斜張橋鋼製タワーの大地震時動的非線形応答解析を行い、その非線形応答性状の定性的な評価を行った。また、斜張橋鋼製タワーの水平梁に免震デバイスの設置および低降伏点鋼の使用によるエネルギー吸収機構について検討し、斜張橋鋼製タワーの耐震性能向上について考察した。 以下に、研究実績の概要について箇条書きする。 (1)国内外において記録された3成分地震波記録の収集と地震波形解析を行った。 (2)3成分地震波入力による斜張橋鋼製タワーの非線形応答解析を実施し、塔基部の塑性域の発達、残留変位、塔の骨組形状の影響、水平梁の位置による影響等について比較検討し、斜張橋鋼製タワーの機能保持限界について定性的な評価を行った。 (3)レベル2地震動を想定した地盤の変形特性の非線形性を表す構成則を周波数領域および時間領域の観点から比較検討した。地盤の動的特性を数学的モデルに置き換えるパラメーター解析を実施した。 (4)ここで得られた研究成果を国内外のシンポジウム等で発表した。
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Research Products
(6 results)