2006 Fiscal Year Annual Research Report
太陽光による水分解反応のためのナノ構造を有する非酸化物系光触媒の開発
Project/Area Number |
06F06164
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Research Institution | The University of Tokyo |
Principal Investigator |
堂免 一成 東京大学, 大学院工学系研究科, 教授
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
WANG Xinchen 東京大学, 大学院工学系研究科, 外国人特別研究員
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Keywords | 水の完全分解 / 水素製造 / 光触媒 / 可視光 |
Research Abstract |
水を分解する非酸化物系光触媒の問題点として、水素生成反応活性の低さが挙げられる。この問題点を克服するためには、水素生成活性点の改良が不可欠である。現在までに、我々の研究室では酸化ロジウムと酸化クロムの複合酸化物ナノ粒子の担持が水素生成反応の促進に有効であることを見出しているが、その分散は必ずしも均一ではない。したがって、ナノレベルのサイズを持ち、均一に分散したものを担持できれば触媒活性の飛躍的な向上が期待できる。このような観点から、ナノ構造を制御した光触媒の開発を行った。 さらに、幅広いバンドギャップを持つため可視光に応答しない窒化ゲルマニウムに様々な金属元素をドープすることによって、可視光応答性を示す窒化ゲルマニウムの合成を行った。一般的にドープはごく少量の金属を導入することをいうが、本研究では数wt%から数十wt%のいわゆるヘビードープを目指しており、このようなヘビードープ法の確立も視野に入れて実験を行った。
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