2007 Fiscal Year Annual Research Report
細胞内輸送と翻訳後修飾におけるタンパク質-タンパク質相互作用の構造・機能解析
Project/Area Number |
06F06186
|
Research Institution | High Energy Accelerator Research Organization |
Principal Investigator |
若槻 壮市 High Energy Accelerator Research Organization, 物質構造科学研究所, 教授
|
Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
YOUSEF Mohammad S. 大学共同利用機関法人高エネルギー加速器研究機構, 物質構造科学研究所, 外国人特別研究員
|
Keywords | X線結晶構造解析 / 翻訳後修飾 / 糖転移酵素 / 細胞内輸送 / 非対称細胞分裂 |
Research Abstract |
真核生物のタンパク質輸送と、その過程で行われるタンパク質の翻訳後修飾は、細胞活動を支える原点であり、これらを支配しているタンパク質-タンパク質間相互作用、糖鎖-タンパク質間相互作用の作用機序を解明することは細胞の活動を知る上で非常に重要である。本研究ではショウジョウバエのガラクトース転移酵素、ならびにショウジョウバエの神経幹細胞の非対称分裂に関与する蛋白質群の2つのテーマについて、X線結晶構造解析のためのサンプル調製と結晶化、生化学的測定を行なった。 特にショウジョウバエの神経幹細胞の非対称分裂に関わる蛋白質Mirandaについて、中央のcargo-bindingドメインの放射光X線小角散乱実験を行った。形状予測の結果、このドメインは約22nmの長さの棒状の形状であることが分かった。さらにCDスペクトルおよび架橋実験を行ない、Mirandaのcargo-bindingドメインは平行なcoiled-coil構造を持つホモ二量体であることが裏付けられた。
|
Research Products
(2 results)