2007 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
06F06377
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Research Institution | Tohoku University |
Principal Investigator |
高木 敏行 Tohoku University, 流体科学研究所, 教授
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
STUPAKOV Oleksandr Volodymyrovych 東北大学, 流体科学研究所, 外国人特別研究員
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Keywords | 磁気誘導法 / マイナーヒステリシスループ / バルクハウゼンノイズ / 微分透磁率 / 磁化過程 |
Research Abstract |
本研究においては、U字型磁気ヨークを用いた磁気誘導法を用い、バルクハウゼンノイズおよびマイナーヒステリシスループを解析することにより、測定材料の磁気特性を明らかにする。本年度は、平成19年度に構築した実験システムに、ホール素子を追加し、試験片内の磁場を外挿する「外挿法」による評価を行い、測定精度を向上させることを行った。 さらに、構築した実験装置によりバルクハウゼンノイズ法に基づいて、球状黒鉛鋳鉄の基地組織及び黒鉛サイズの評価を行い、磁気パラメータとの相関性を議論し、評価法を提案した。組織の定量化は、光学顕微鏡を用いた観察の後に、画像解析を行うことたより行った。この定量化された組織パラメータ(フェライトーパーライト率、黒鉛粒数)とマイナーヒステリシス特性および微分透磁率との比較を行うことにより、相関性を議論した。さらに、原子力用構造材料として用いられる炭素鋼及び低合金鋼の塑性ひずみ評価をバルクハウゼンノイズ法およびヒステリシス法を用いて実施した。塑性ひずみに敏感なパラメータを見いだし、塑性ひずみ評価法の提案を行った。
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Research Products
(1 results)